「東北へ太陽の恵みを!プロジェクト」
詳しくはこちらを→
http://projectida.ti-da.net/
このプロジェクトは宮古・多良間の人々や
全国の沖縄ファン有志の皆様の募金で多良間島産黒糖を購入し、
支援ボランティア団体を通じて東北被災地に贈る活動です。
最初にこの企画を知った時に、素晴らしい企画だなと思いました。
でも、自分の中で懸念もありました。
まず、黒糖が被災地の方に喜ばれ現段階で役立つものであるかどうか。
(もちろん黒糖が栄養価が高く素晴らしいものである事はわかっています。)
贈呈する黒糖のほとんどが、ばらではなく30Kgの塊。それを1トン。
黒糖の塊をかち割る作業など、その手間はいかほどのものであるか。
その労力が、他の支援活動の妨げにはならないのか。
どのように配るのか。
そして、黒糖を託すNPO法人セカンドハーベストジャパンとは、
一体どういう団体なのか。
こちらの善意が必ずしも相手に喜ばれるものであるとは限らないし、
大切なお金、本当に被災者の方の為になる使い方をしたい。
私も何かお役に立ちたいと思っても、
人様にお伝えするのにまずは自分の中で湧き上がった疑問を解決してから。
と、呼びかけ人であるアートオブティダゆりさんに話を聞きに行ったら、
ちょうどその日の午前中、当初目的の30万円の義援金が集まり、
黒糖約1トン、平良港から旅立った後のことでした。
わーん、ぐずぐずしていてごめんなさい。
けど、第二段の出荷を目指し募金活動は継続中との事。
私のぐずぐずな疑問に丁寧にお答えいただき、
すっきり心配ごとが解消されました。
心ばかりの気持ちを「東北へ太陽の恵みを!プロジェクト」に
託させていただきました。
こちらの募金活動は、4月いっぱいを目処に継続されるそうです。
「東北へ太陽の恵みを!プロジェクト」
いま、日本中、世界中で被災された方への支援活動が様々な形で行われています。
みなの想いはひとつだと思いますが、様々な支援方法、支援団体があるなかで、
自分の思いを有効に使ってもらえるものを選んでいきたいと思います。
余談ですが、募金した時に貰った多良間島の黒糖を自宅に帰って、
口に含み、咀嚼して、ごくんと飲み込んだしばらく後、
胸の奥がじんわりとあたたかくなりました。
全身に黒糖の力がゆっくりと染み渡っていくようでした。
黒糖を食べるといつもその深みのある甘さが拡がり、
その通り道がじわーっとあたたかくなります。
どうかこの黒糖が被災地の皆様のお役に立ちますように。